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クラフト紙を使って風合いのある缶バッジを作ってみませんか?

缶バッジのクラフト紙サンプル3

以前に和紙を使った缶バッジの製作(和紙を使って缶バッチを作ってみる)をブログでご紹介しておりましたら、クラフト紙を使った缶バッジを造れませんか?というご相談をいただきました。弊社ではもともとシールやステッカーなどの製作も行っていますので紙の種類は豊富にあります。とはいえ、白い紙を使うのが一般的ですので、紙の種類はたくさんあっても試したことがないという現状でした。しかしニーズとしてはあるということを感じましたので今回はクラフト紙を使った缶バッジ製作をご紹介させていただきます。

 

クラフト紙はどんな紙?

クラフト紙とは紙の強度を高くするために、一般の上質紙のように漂白をせずにクラフトパルプを使って製造された紙で、段ボールや包装紙などに利用されている紙です。クラフト紙はチラシやパンフレットなどの印刷分野では結構使われている紙です。段ボールや包装に使うだけではもったいないのでその風合いが気に入られて印刷分野でも使用されるようになりました。どのようなデザインが合うかといいますとオーガニックやエコ、ロハスなどのキーワードで販売している商品、お店です。例えば、オーガニックのジャムのラベルとかロハスカフェでのメニューなど雰囲気を活かしたデザインで構成されているのを良くみます。

 

上の写真には2種類の紙があり、上の方は「オリンパス」下の方は「両更クラフト」です。両更クラフト紙ですとベースの色が濃いために使える色に制限があるために、「オリンパス」という紙を使います。写真でみると色の濃さが分かりますが、クラフト紙の場合だと薄い色を使うと沈んでしまいデザインがはっきりと分かりにくくなってしまいます。オリンパスを使うと薄い色でも比較的見やすくなりますのでデザインの再現性が高くなります。オリンパスはオフィスで使っている封筒と同じになるのでイメージしやすいかと思います。

 

缶バッジのクラフト仕様でちょっと風合いのある仕上りに

早速クラフト紙を使って缶バッジを作ってみましたが、どうでしょうか?シックな風合いのあるイメージになりましたね。写真では明るめに映っていますがもう少しクラフトの色が濃くなっています。薄いデザインも印刷してみると結構いい感じに印刷されていますね。

缶バッジのクラフト紙サンプル1

 

薄い色のデザインを拡大してみました。更紙ですので紙の表面はザラザラしていて、薄い色は特に缶バッチの印刷面が多少擦れることもあります。クラフト紙特融の細かい繊維の塊など見られますがそれも味のひとつになります。

 

缶バッジのクラフト紙サンプル4

通常のように透明の厚いフィルムを被せずに作っていますのでクラフト紙そのものの風合いが楽しめます。透明のフィルムを被せて缶バッチを作ってみたのですが、せっかくのクラフト紙の雰囲気がダメになってしまったので何とかクラフト紙だけで缶バッジを作るとこにしました。

 

デザインの色使いとしてはなるべく濃いめの色を使った方がいいかと思います。黒や赤などがクラフト紙と合いますね。

缶バッジのクラフト紙サンプル3

いかがでしたでしょうか?クラフト紙を扱っている缶バッジの業者様はまだ少ないようですので弊社でご注文いただけると大変うれしく思います。